シャオミ、『炊飯器』も日本投入。中国以外では初の展開に

Xiaomi Japanは日本への本格参入を表明した9日の発表会では、スマホ「Mi Note 10」だけではなく、家電製品やウェアラブルなど幅広いシャオミブランド製品の投入も発表されました。その第1弾として選ばれたのは「炊飯器」と「スーツケース」。どちらもシャオミ本国の中国以外では初めてという製品です。 シャオミはもともと、スマートフォンと連携する幅広い生活家電を「エコシステム企業」とともに展開して、生活関連サービスで収益を得るというビジネスモデルを取っています。そのため、同社の製品の多くはスマートフォンとの連携を意識したものになっています。 シャオミブランドの炊飯器は、三洋電機出身の日本人技術者・内藤毅氏を招聘して開発されたという日経ビジネスが伝えたエピソードでも知られているように、日本の家電を参考にして開発された商品。ただし、スマホ時代ならではの機能も追加されています。 今回日本に投入される「MI IH炊飯器」は、5合炊きの炊飯器で、厚さ3mmの内釜を備え、釜の中で空気を循環させながらふっくら炊き上げる技術に対応。スマホ連携機能として、スマホ連携でアプリMi Homeから炊飯を設定、実行できます。価格は9999円(税抜、以下同)と、Wi-Fi搭載にしてはお手頃です。 なお、中国で販売されているシャオミの炊飯器には、「米の銘柄にあわせて炊き分ける機能」も搭載されています。具体的にはお米の袋に貼り付けられたQRコードをアプリで読み撮って、米の銘柄に合った炊飯方法を実行するという内容で、日本でも受け入れられそうな機能ですが、現状は提供されないようです。 ■スーツケースも中国以外では初投入 また、シャオミブランドのロゴ付きスーツケースも日本向けに投入されます。こちらも中国以外では初の投入となるとしています。20インチの2製品で、アルミニウム合金を採用した「Xiaomi メタルキャリーオンスーツケース」(1万7900円)と、ポリカーボネート素材の「Xiaomi クラシックスーツケース」(7990円)の2種類です。TSA仕様のダブルロック付きで、耐久性に優れた製品となっています。 ただし、こちらはスマホ連携機能はなく、モバイルバッテリー搭載型でもない、至って普通のスーツケースです。中国のシャオミ直営店Mi Store(小米之家)では安価に売られていることから、ガジェット好きの旅行客がお土産として買って帰るのにはちょうどよい商品となっています。 シャオミのバックパックやスーツケースといった製品は「エコシステム企業」の1社の上海潤米科技(Runmi)が企画開発した製品。同社はサムソナイトやNikeといった有名ブランドの製品もOEMで製造しており、その技術を投入しつつ、シャオミらしい"コスパ"の良さを実現したとしています。 シャオミの関連ブランドではこのほかにもテレビ、ノートパソコン、洗濯機、空気清浄機、ロボット掃除機、体組成計、スマートカメラ、Wi-Fiルーター、イヤホン......などなど、多岐にわたるジャンルの製品を展開しています。こうした製品の一部も今後順次、日本に投入される可能性があるかもしれません。 ■1万mAhのモバイルバッテリー スマートフォン関連でも多くの周辺機器を展開しているシャオミですが、1万mAhのモバイルバッテリー「Mi 18W 急速充電パワーバンク 3」も日本向けに投入すると発表されました。 同製品はその名の通り18Wの急速充電をサポートする製品で、2ポートのUSB-A出力を搭載。2台の機器へ同時充電が可能です。最大の特徴は税抜1899円という安さでしょうか。 入力にはmicroUSB/Type-Cの2ポートを搭載します。ただし、Type-Cポートは出力(スマホなどへのチャージ)に利用することはできず、バッテリー本体を充電する用途にしか使えないというのが弱点になります。 なお、シャオミ関連の一部の製品はすでに、TJC株式会社が日本での正規代理店として販売しており、モバイルバッテリーなどの製品も含まれています。今後どのような取り扱いになるのかについてシャオミ関係者に聞いたところ「ノーコメント」という答えが返ってきました。