実はAndroidでも使えるAirPods。Googleアシスタント対応やバッテリー表示が出来るアプリもリリース

「耳からうどん」などと言われつつも、最近ではかなり使用している人との遭遇確率も上がってきたAppleの完全ワイヤレスイヤホン AirPods。 Appleの製品なのでiOSデバイスやMac専用と思われがちですが、実はAndroidでもBluetoothイヤホンとして使えます。もっとも、サポートページの対応デバイスに記載はないため、動作の保証があるわけではありません。しかしその使い方は簡単です。充電ケースを開いてボタンを長押しするとペアリングモードになるので、あとは通常のBluetoothイヤホンと同じようにAndroid側で登録するだけ。 ただし、iPhoneで使う場合と比べると、AndroidとAirPodsの組み合わせでは 耳から外すと音楽再生が停止 ダブルタップ時の機能設定 バッテリー残量の表示 といった機能が使えないところに注意が必要です。 とはいえ最初の「耳から外すと音楽が止まる機能」は、対応しているイヤホンが珍しいのであまり問題にはならないかもしれません。つづいて「ダブルタップ時の機能設定」は、iOS 11ではAirPodsの左右別々に「Siri」「再生/一時停止」「次のトラック/前のトラック」「オフ(なにもしない)」を割り当てられるのですが、Androidで使用する場合、左右共通で「再生/一時停止」となります。 ▲iOS11では左右別々に機能の割り当てが可能。Androidでは左右共通で「再生/一時停止」になります 「バッテリー残量の表示」はAirPodsをiPhoneに近づけたときに表示されるもの。当然Androidでは表示できません。また、最近はAndroidのBluetooth画面でバッテリー残量が表示できるものがありますが、AirPodsはこれには対応していません。 ▲iPhoneでのAirPodsのバッテリー残量表示 しかしながら、実はAndroidでAirPodsをもう少し便利に使うためのアプリも公開されています。 ダブルタップでGoogleアシスタントを起動するAirpodsForGA 1つはAirPodsのダブルタップでGoogleアシスタントを起動できる「AirpodsForGA」。スマートフォンをカバンなどに入れた状態でも、AirPodsのダブルタップでGoogleアシスタントを起動、音声コマンドが使えます。 注意点は端末がスリープ状態で使うことを前提としており、スマートフォンを使用中にダブルタップした場合は上手く動かないかもしれないところ。アプリとしてはコマンドを送信しているだけにようで、どのような挙動になるかはそのときに動作しているアプリ次第のようです。 たとえば音楽再生中にGoogleアシスタントを呼び出すと、再生が止まってしまいますが、再度ダブルタップでGoogleアシスタントを起動し、「再生」と指示すれば止まったところから再生が始まります。 ダブルタップをすれば常にGoogleアシスタントが起動しますが、ただ単に音楽再生を止めたいだけの場合もあると思います。その場合は、設定で「First duble-tap pauses」を有効にすると、1回目のダブルタップで音楽停止、2回目のダブルタップでGoogleアシスタント起動となります。 AndroidでもAirPodsのバッテリー表示が可能なAirBattery 2つめのアプリは「AirBattery」。Android上にiPhoneで表示されるようなバッテリー残量を表示できるアプリです。 無料でも利用できますが、広告が表示されます。プロ版(130円)では広告が消え、通知欄でもバッテリ残量が確認可能になります。 AirPodsの充電ケースにはBluetoothチップが内蔵されていないので、ケースのバッテリー残量を表示できるのは左右どちらかのAirPodsがケース内にある場合のみ。また、バッテリ残量表示はFull、95%、85%、以下10%刻みです。これはAirPods自身による制限とのこと。 なおこのアプリは、AirPodsとおなじくW1チップを搭載するBeatsXでも利用できるとのことです。 最近はZolo Libertyなど、手ごろな価格のワイヤレスイヤホンも増えており、AndroidであえてAirPodsを使うメリットはありません。しかし、AirPodsは完全ワイヤレスイヤホンの中でも比較的コンパクトで持ち運びしやすく、またApple製品ということで、シリコンケースなどのアクセサリも豊富に出ています。 そういった意味では、Androidユーザーでも選択肢の一つとして考えてみるのもありかもしれません。

テレビ視聴率ならぬ「視聴質」を計測するTVISIONが1.5億円を融資により資金調達

インターネット広告の伸びに押され、最近伸び悩んでいるといわれるテレビ広告市場だが、それでも約2兆円を推移し続けている。ただ、その効果を測定する方法としてこれまで使われてきた「視聴率」には、課題もあるとの認識が広がってきた。これを踏まえて、ビデオリサーチがリアルタイムでの視聴に加え、タイムシフト視聴率の計測を2016年から始め(厳密には2012年から試験的に実施していたものを拡大)、また世帯ではなく個人視聴率へ発表する数値を切り替えるなどの動きも出ている。 そうした変化の中で、TVISION INSIGHTS(以下TVISION)は、テレビの視聴率ではなく「視聴質」を計測する企業として2015年3月に創業したスタートアップだ。TVISIONは2月19日、日本政策金融公庫、みずほ銀行、りそな銀行から、総額1.5億円の融資による資金調達を2017年末までに実施したことを明らかにした。 TVISIONが提供する視聴質データは、人体認識アルゴリズムを利用して、テレビに取り付けたセンサーから、視聴者の顔や人体のデータをリアルタイムでトラッキングし、テレビの「視聴態勢」を数値化して提供する、というもの。これまでのテレビのオン・オフに加えて、「テレビの前に誰がいるか(滞在度)」「テレビに誰の顔が向いているか(注視度)」を指標として出すことができる。 TVISIONは2018年2月現在、関東エリアの800世帯、地上波6局7チャンネルの全番組を毎秒レベルで計測(2018年2月現在)。またボストン・ニューヨークにも拠点を持ち、グローバルでの展開も行っている。 TVISION代表取締役の郡谷康士氏は「テレビ業界でも『このままではいけない』との認識から、変化の動きがあり、TVISIONのプロダクトに対してポテンシャルを評価してもらっている」と話す。「創業から3年で、国内のテレビ広告主トップ20社のうちの14社、広告代理店の大手3社と、テレビ局キー6局のうちの5局で採用され、市場でも評価されていると考える」(郡谷氏) また海外での展開についても「兄弟会社を日米同時に立ち上げ、アメリカでもトップネットワークに採用され、社数は言えないが多くの顧客に利用していただいている。テレビ視聴の測定に関わる変化にうまくはまった形だ」と郡谷氏は述べている。 ただ、軸足は今のところ日本に置いていると郡谷氏は言う。その理由を「関東は都市圏として見れば世界最大級の6000億円のテレビ広告市場を持っている。これは英国1カ国の数字と同じ規模。また米国は、全体では大きな市場を抱えるが、地域によるばらつきが大きい。より大きなデータで、早いPDCAを回していくことができる東京圏は、マザーマーケットと考える」と説明している。 今回の資金調達の目的について郡谷氏は「データサイエンティスト、アナリスト、開発エンジニアを中心に人員拡大を図りたい。また、顔認識や音声認識のシステムアップデートを現在も進めているが、次世代システムへのアップデートを完了し、実際のパネル世帯へのシステムと機材の適用を行っていく」と話している。 さらに郡谷氏は「メンバー増強により、より優れたプロダクトを提供し、データ分析の深掘りによる番組作りの最適化に寄り添っていきたい。業界でのプレゼンスをより大きくし、業界全体の最適化に役立てていきたい」と今後の展望について語った。 TVISION代表取締役の郡谷康士氏

モバイル版Chrome、URLから余分なパラメータを除去して共有可能に

最近、GoogleはChromeブラウザで広告のフィルタリングや悪質な自動リダイレクトのブロックなど、積極的に機能追加を行っていますが、モバイル向けのChrome V64ではURLから不要なタグを取り除き、シンプルに表示する機能を提供しています。 ネットショップなどのURLで顕著ですが、本来のURLの後ろにどこから参照してきたのかをトラッキングするパラメータやアフィリエイトタグなどが追加され、無駄に長くなっていることがあります。 例えば下記左側のようなURLをChromeに通すと、右側のようにシンプルなものになります(下記URL、製品を選んだ理由については特に他意はありません)。 方法は、Chromeの右上メニューから「共有」を選ぶだけ。Android、iOSのどちらでも利用可能です。 URLを短くしたいだけなら、いわゆる短縮URLを使えば済みますが、遷移先がどんなURLなのかわからないという不安が付きまといます。その点、Chromeの機能であれば、正規のURLのままパラメータを排除できる点がメリットです。 なおこの機能、ChromeがURLを自動整形しているわけではなく、サイト内で使われているcanonicalタグの内容を取得しているようです。 このタグは重複ページなどがある場合に、正規のページを指示するために使うもので、そこには余分な情報は含まれていません。これを使うことでシンプルなURLの共有を行っているようです。 このため、canonicalタグを含まないサイトでは、「共有」を経由してもURLは変わりませんでした。 単純な内容ではありますが、無駄に長いURLを共有したくないと考える人には便利に使える機能かもしれません。ただ、サイトによってはURLの後ろに言語情報を追加することで、訪問者に正しい情報を見せるようにしているところもあります。そういった場合には、従来通り、アドレス欄からコピーして共有する必要があります。